「この二人はVR空間内で抱き合っています」はタイでもウケた

みなさまはじめまして。

Oculus Rift Advent Calendarの 12/6を担当させていただく TakashiJona - SKB08 です。

自作物が無いおいらは、Oculus Riftと日本以外の国での出来事をネタに書こうかと思います。

といっても、欧米ではなくアジアのタイ1国のお話です。

 

商業ネタで恐縮ですが、11/29〜12/1に掛けて、タイのバンコクにある RangSit Universityという大学さんに会場を提供していただいて PhotonCloudというサービスを使った GameJamを開催させていただきました。おいらはその基調講演と運営支援担当ということで、Oculus Riftのコンテンツ作る人達も参加するらしいと事前に聞きつけて、ウキウキしながら行ってきたんです。

Photon x CGM GameJam

http://www.gg.in.th/cgmgamejam2013/

 

PhotonCloudというサービスを使えば、他は全て自由題材という縛りが強いのか緩いのか微妙な GameJamでしたが、ふたを開けてみれば学生から社会人まで含めて飛び入り参加もあって 150名のゲーム開発者の方々が28チームに別れて参加という熱狂ぶりでした。

Spherical Image | RICOH THETA

 

おいらの基調講演用のプレゼンが完成したのは登壇25分前です。いつもよりも余裕があります。

なので、基調講演の直前に同時通訳の方と打ち合わせをする時間がありました。

 

タイで現地の方と思われてスーパーマーケットでオマケしてもらったような顔つきのおいらですが、タイ語は話せません。

そこで、日本語、タイ語、英語の通訳が出来るきれいな女性が同時通訳に付いてくださったというわけです。

とーころが、ところがですね、150人を前にしてタダでさえ緊張しているのに、さらに通訳の方が女性ってだけでも緊張するのに、若くてきれいだから困ったものです。

 

おいら「持ち時間30分でスライド61ページなんですよ、、、すみません」

通訳さん「えー、それは無理ですよ。覚えきれません」

おいら「え、同時通訳って全部覚えてからしゃべるんですか???」

通訳さん「はい!(満面の笑み)1ページごとに」

おいら「(満面の笑みに照れて真っ赤)まぢすか、、、でも、同時通訳に慣れてるので足りると思います!」

通訳さん「いやいや、覚えられませんって!」

 

これで緊張が解けました(本当

 

で、全ページを一通りしゃべる内容を流して伝えます。

おいら「ここの意図はこういうことを伝えたいんです」

通訳さん「じゃー、そのように伝えますね」

おいら「これ、そのまんまスルーしてください」

通訳さん「この計算の式を教えてください」

おいら「ふぇ?」

通訳さん「計算苦手なので式を覚えないと説明できないんです」

おいら「ふぁ?」

などなど、微笑ましいやり取りを繰り返しつつ、そしてスライドのラスト、PhotonCloudの利用事例と PhotonCloudと Oculus Riftの組み合わせ利用事例の紹介に到達。

 

おいら「初音ミクさんってわかります?」

通訳さん「知ってます知ってます!」

おいら「じゃぁ初音ミクさんのまんまでいいか」

通訳さん「私は日本に留学経験があるので知っていますけれど、ほとんどのタイの方は知らないと思います」

おいら「えーーーーーー、じゃぁ、美少女キャラなら?」

通訳さん「大丈夫です!」

(タイ語で美少女キャラって言葉で聞いても覚えられませんでした)

 

一昨日の needleさんのネタと被りますが、あの写真登場です。

 

 

通訳さん「これなんですか?」

おいら「Oculus Riftの中では、お互いに相手は初音ミクさんに見えてるんですよ」

通訳さん「かわいいですね」

おいら「で、仮想空間内で初音ミクに抱きついてるんですね」

通訳さん「Kinectですか?」

おいら「なぜ判る!すげー!でも、実際は写真の通り、キモいおっさんが空気を抱きしめ合っている」

通訳さん「(大笑い)」

おいら「これで、参加しているタイの方が大笑いしたら、おいらのプレゼンは成功です♪」

通訳さん「頑張りますね!」

 

普通なら(大丈夫かいな)と不安に思うところですが、若くてきれいな女性の満面の笑みは全ての不安を払拭してくれます。

その時のおいらには、レッドブルの赤い翼とリアル女子の満面の笑みという最強の武器が降臨していました。

もう怖いものはありません。

 

果たして本番の基調講演ですが、見事に

「この二人はVR空間内で抱き合っています」

で 150名のほとんどがドッと笑ってくださいました。

日本同様にタイでもウケました。

 

そうです、またもや他人のふんどしで相撲を取ってきたんです。

 

Oculus Riftは万国共通で仲良くなれるツールだなと実感した瞬間でしたが、いや、あくまでやっぱり道具ですね。

Oculus Riftでどれだけ面白いことが出来るか、面白いものを産み出せるかが肝で、Oculus Riftは万国共通の言語のようなものだと感じました。

 

もうじき、名刺入れの代わりに Oculus Rift、名刺の代わりに Oculus Riftで動くソフトという時代がやってきますね。

本気です。

 

さて、GameJamですが、150名で28チームも参加していれば、事前のうわさ話のこともありますし、1チームくらい Oculus Riftを使ったゲームを開発するチームも出るんじゃないかと期待していたのですが、はたして、やっぱり出現しました。

しかも事業として Oculus Riftを使ったゲームを開発しているスタジオの方々がチーム参加をしていたんですね。

商業ソフトクオリティでゴールされたのですが、他の参加者の皆さんの興味は一般的相応な感触でした。どうやら“あの写真”の印象の方が強かったようです。

・日本人、面白いね!

KinectとOculusだってね、作った日本人凄いね!

・あれで遊べないの?

・作った人、今日来てないの?

 もちろん、唐揚げの話も握手の話も大ウケです。

 

GameJamが終わって帰国して、流行語大賞を聞いて、「この二人はVR空間内で抱き合っています」が選ばれていなかったことが不思議でなりません。

本気です。

 

くだらないつぶやきを最後まで読んでくださってありがとうございました。

明日12/7は @oukaichimonさんです。